安心でお得な海外旅行保険:クレジットカードの付帯の傷害保険を賢く利用する海外旅行保険

安心でお得な海外旅行保険:クレジットカードの付帯の傷害保険を賢く利用する海外旅行保険

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安心でお得な海外旅行保険:クレジットカードの付帯の傷害保険を賢く利用する海外旅行保険

クレジットカードを持っていても海外旅行保険がセットになっていることを知らない方が案外多いようです。

一般の海外旅行保険にはないメリットが多いクレジットカード付帯の海外旅行保険ですが、利用付帯と自動付帯があることや利用の仕方をよく理解していないと、いざというときに役に立たないことがあります。

ここでは、クレジットカード付帯の海外旅行保険の上手な利用法をわかりやすく紹介していきます。

Contents
  1. 海外旅行保険が必要な理由は?
  2. 保険会社が取り扱う任意の海外旅行保険
  3. クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険
  4. 海外旅行保険には利用付帯と自動付帯がある
  5. おすすめはクレジットカード自動付帯に任意保険を上乗せ
  6. まとめ
  7. 自動付帯と利用付帯のクレジットカード2枚持ちがお得
  8. クレジットカード付帯に任意保険を上乗せすればさらに安心
  9. 加入後のアフターサービスも充実している保険代理店を選ぶ
  10. クレジットカード自動付帯・利用付帯の海外旅行保険【まとめ】

海外旅行保険が必要な理由は?

海外旅行保険が必要な理由は?

海外旅行にはさまざまなリスクが伴います。気候風土や衛生状態が日本と異なる国では、生水や食べ物が原因で急病になったり、感染症にかかる恐れがあります。

また、カメラやスマホなどの携行品を盗まれたり、交通事故に巻き込まれてしまうことも。被害に遭うだけでなく、自分が第三者にケガを負わせたり、ショッピング中に商品を壊して損害賠償を求められることもあり得ます。

そうしたトラブルが生じてしまうと、楽しい旅の思い出を作るどころか、金銭的な面で多額の損失を被ることになりがちです。

わかりやすく虫垂炎(盲腸)になった場合を例に見てみると、日本で手術して6日間入院すると医療費は約62万円が標準であるのに対し、医療費が高いことで知られるアメリカでは約250万円もかかります。ハワイでもほぼ同額です。

日本の健康保険には「海外療養費制度」が設けられており、海外旅行中にかかった治療費の一部を帰国後に給付してもらうことが可能です。

しかし、国内で保険が適用される医療行為に限られているので、給付額も国内での治療費の7割です。盲腸の手術をした場合、62万円の7割で約43万円が給付されるだけということになります。現地で250万円支払った場合、あとの約207万円は自己負担となってしまいます。

もっと深刻な病気で入院が長引いたりすれば、家族を呼び寄せるための渡航・宿泊費などさらに多くの費用がかかります。病気や事故の程度によっては1,000万円以上の負担を余儀なくされるケースも決して珍しいことではありません。

このような事態に至ったときに金銭的な負担を補償してくれるのが海外旅行保険です。補償の内容は保険会社によって若干異なりますが、一般的には次のような補償を受けることができます。

病気やケガをしたときの補償

  • 傷害死亡:海外旅行中の偶発的な事故によるケガが原因で死亡した場合
  • 傷害後遺障害:事故発生日から所定の期間内に後遺障害が生じた場合
  • 治療費用:偶発的な事故でケガをして医師の診療を受けた場合の治療費
  • 疾病死亡:海外旅行中の病気が原因で、事故発生日から所定の期間内に死亡した場合(持病の悪化による死亡は対象外)
  • 救援費用:偶発的な事故によるケガや病気で7日以上の長期入院をしたり、死亡してしまった場合に家族が現地に向かうための航空費や宿泊費

盗難や事故によって携行品が損害を受けたときの補償

  • 持ち物(バッグ、カメラ、時計、衣類など)が盗まれたとき・壊れたとき、火災などの偶発的な事故で持ち物に損害が生じたときの損害額。ただし、現金やクレジットカード、運転免許証などは補償の対象外

他人に損害を与えてしまったときの補償

  • 他人にケガをさせたり、他人の物(ホテルの備品、ショップの商品、レンタル旅行用品などを含む)を壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合

航空機に関する損害の補償

  • 航空機寄託手荷物遅延等費用:搭乗時に航空会社に預けた手荷物の到着が6時間以上遅れ、やむを得ず購入した身の回り品の費用を補償
  • 航空機遅延費用:航空機に不備などがあって渡航先への到着が6時間以上遅れた場合、宿泊費や食事代、移動のタクシー代などを補償

24時間日本語対応のサポートを受けられる

海外旅行保険には日本語対応の「アシスタンスサービス」が付帯しており、24時間365日いつでも下記のようなサポートを受けることができます。

  • 医療機関の紹介・予約、電話による医療通訳の手配など
  • 医療キャッシュレス・メディカル・サービス
  • パスポートやクレジットカードを紛失したときの再発行のサポート

「医療キャッシュレス・メディカル・サービス」というのは、医療機関を利用した場合の診療費を本人が立て替える必要がなく、保険会社から直接医療機関に支払われるシステムのこと。海外の診療費は高額なところが多いので、立て替えなくてすむ点は大きなメリットと言えます。

海外旅行保険には、損害保険会社が提供するプランに任意で加入する方法と、クレジットカードに付帯している保険を利用する方法の2通りあります。次項からそれぞれの海外旅行保険について詳しく見ていきましょう。

保険会社が取り扱う任意の海外旅行保険

保険会社が取り扱う任意の海外旅行保険

損保ジャパンや三井住友海上といった保険会社が取り扱う海外旅行保険に、任意で加入するものです。

メリット:補償金額が大きい

病気やケガに関する「治療費用補償」は、実際にかかった費用が補償されます。保険会社によって上限が「無制限」となっているところも。その場合は治療費が1,000万円以上かかっても自己負担は0円です。

賠償責任を負ったときの費用をカバーする「賠償責任補償」は、上限が1億円以上に設定されているものが多く、よほどの損害でなければ十分カバーできます。

デメリット:支払い保険料が割高

補償内容やサービスが充実している分、加入時に支払う保険料が高くなる点はデメリット。 基本契約と特約(オプション)がパッケージになっている「セットプラン」の中には、人によってはあまり意味がないものもあります。

たとえば、身軽な旅行を楽しむ若い世代には、高価な物や大切な物に対する「携行品損害補償」はあまり必要ないと言えるでしょう。

クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険

クレジットカードにはポイント還元や優待特典などいくつかの付帯サービスがあります。海外旅行保険も、クレジットカード会社が保険会社と契約した海外旅行保険を会員に提供する付帯サービスの1つです。

メリット:海外旅行保険への加入手続きが不要

クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は、保険会社の任意保険のように海外旅行をするたびに加入手続きをする必要がなく、何回でも利用できる手軽さが魅力です。保険料も年会費などに含まれる場合が多いので別途支払う必要はありません。

メリット:複数枚持っていれば合算できる

メリット:複数枚持っていれば合算できる

クレジットカードを複数枚保有している場合は、ケガなどによる「傷害死亡」と「傷害後遺障害」は、クレジットカードの中でいちばん高額な補償額が適用されます。

この2項目以外の「疾病治療費」「傷害治療費」「携行品損害」「救援者費用」は、それぞれのクレジットカードの補償額を合算し、実際にかかった費用や損害額を上限に保険金を受け取ることができます。

たとえば、アメリカンエキスプレス(AMEX:アメックス)ゴールドカードと楽天カードを保有している場合、「傷害治療費」がアメックスは最高300万円で、楽天カードは最高200万円ですから、両方合わせて最高500万円まで給付。

つまり、1枚のクレジットカードの補償額は低めに設定されていても、クレジットカードを複数枚持っていれば補償内容を充実させることができるというわけです。

ただし、複数枚を利用するときは、それぞれいくら使ったか、利用履歴を確認しておく必要があります。

メリット:「家族特約付き」と「家族カード」がある

「家族特約付き」もクレジットカード付帯の海外旅行保険の特徴です。 家族特約付きとは、本会員がクレジットカードを1枚保有していれば、配偶者や子ども、生計を共にしている親も海外旅行保険の補償が受けられるという特典。

親子5人で海外へ家族旅行する場合、それぞれが任意の海外旅行保険に加入するとなると保険料が高額になりますが、家族特約付きを利用すれば保険料を抑えることができます。

また、現時点では18歳未満の学生や子供はクレジットカードに加入できないため、保険会社の海外旅行保険に加入するしかないのですが、家族特約付きのクレジットカードがあれば学生や子供でも海外旅行保険の適用対象となります。

家族特約付きの海外旅行保険は、本会員が同行しない場合も補償されます。たとえば、18歳未満の学生が家族旅行ではなく単独で旅行するというときでも海外旅行保険が適用されるので安心です。

ただし、家族と言ってもカード会社によって家族の範囲が異なるので注意が必要です。JCBゴールドカードや三井住友ゴールドカードなどは、配偶者と親は家族特約の対象外となっています。その場合は、配偶者や親は「家族カード」を利用するのが一般的です。

家族カードとは、本会員の家族が同じクレジットカードを追加で発行されるクレジットカードのこと。

収入が安定しない専業主婦や学生も、本会員の信用によって加入することができます。海外旅行保険のサービス内容も本会員が保有するクレジットカードとほぼ同じです。

デメリット:疾病死亡の補償がない

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、ケガを原因とする「傷害死亡」と「傷害後遺障害」の補償額は大きいのですが、病気を原因とする「疾病死亡」の補償は付いていないのが通例です。もし、旅行中に発病して急死してしまった場合は補償の対象外となります。

デメリット:補償金額が低い

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、治療費用は100万円から200万円のところがほとんどです。

治療費が比較的安いアジア圏に行くのであればクレジットカード付帯の海外旅行保険で賄うことが可能と言えますが、治療費が高いアメリカやフランスなどに旅行する場合は、他のクレジットカードと併用したり、保険会社のクレカ上乗せプランを利用する必要があるでしょう。

クレジットカード付帯と任意加入の海外旅行保険の補償金額比較

下表でも分かるように、クレジットカード付帯と任意保険では、「治療費用」や「救援者費用」などの補償金額に10倍以上の差があります。

補償項目 クレジットカードA社 クレジットカードB社 新・海外旅行保険【off!(オフ)】
傷害死亡・後遺障害 2,000万円 2,000万円 2,000万円
疾病死亡 2,000万円
治療費用 200万円 100万円 2,000万円
賠償責任 2,000万円 2,500万円 1億円
携行品損害 20万円 20万円 30万円
救援者費用 200万円 150万円 2,000万円

参考:新・海外旅行保険【off!(オフ)】(損保ジャパン)

海外旅行保険には利用付帯と自動付帯がある

海外旅行保険には利用付帯と自動付帯がある

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、初めからセットになっているので「クレカを持っているから海外旅行保険に入る必要はない」と思いがちですが、どのクレジットカードもそのまま海外旅行保険が適用されるわけではありません。

クレジットカードによって「自動付帯」と「利用付帯」の2つのタイプがあるからです。

海外旅行保険が利用付帯のクレジットカード

利用付帯とは、旅行費用の一部をクレジットカードで支払った場合に適用されるタイプ。旅行費用とは、募集型企画旅行(パッケージツアー)の料金や、家から空港まで利用した電車・バスなど公共の交通機関の乗車代、航空券代などのことで、そのいずれかをクレジットカードで決済した場合に海外旅行保険が適用されるものです。

クレジットカード決済が条件になっている利用付帯のほうが、自動付帯のクレジットカードより海外旅行保険の補償額が高く設定される傾向があります。三井住友カード、楽天カード、JALカードなどが利用付帯に該当します。

アメックスゴールドカードやオリコカードなども以前は海外旅行保険は自動付帯でしたが利用付帯に変更されました。また、楽天カードは、2022年よりツアー料金をカード決済した場合に限り適用と改訂され、空港までの交通費をカード決済しても海外旅行保険は適用外となっています。

海外旅行保険が自動付帯のクレジットカード

クレジットカードの保有者であればいつでも自動的に海外旅行保険が適用されるタイプ。クレジットカードを発行してから一度もカード決済をしていなくても適用されます。

エポスカード、三井住友VISAクラシックカード、Delight JACCS CARD(ディライトジャックスカード)、ponta premium plus(ポンタプレミアムプラス)、JALダイナースカードなどが海外旅行保険は自動付帯となっています。年会費が高いプラチナカードもほとんどが自動付帯です。

そのほか、海外旅行保険は自動付帯だが、クレジットカード決済をすることで補償限度額がアップする「部分的利用付帯カード」もあります。JCBゴールドカード、ドコモのdカード、楽天プレミアムカードなどがこのタイプです。

年会費無料で海外旅行保険が自動付帯のクレジットカード2選

年会費が無料で、海外旅行保険が自動付帯のクレジットカードの代表格として下記の2社のカードが挙げられます。

クレジットカード(発行元) 年会費 国際ブランド
エポスカード(丸井グループの株式会社エポスカード) 永年無料 VIZA
Delight JACCS CARD(ジャックスカード) 永年無料 Mastercard

年会費も無料のクレジットカードは、海外旅行保険の保険料は実質0円ということになり、たいへんお得です。

エポスカードとDelight JACCS CARDは、国際ブランド(世界中で使えるクレジットカード)のVISAやマスターカードと提携しているので、どこでもクレジットカード決済が可能です。

ちなみに、JCBは日本生まれの国際ブランドで、アジア圏やハワイでは強いのですが、国によってはJCBは利用できないところもあるため事前確認が欠かせません。

おすすめはクレジットカード自動付帯に任意保険を上乗せ

加入後のアフターサービスも充実している保険代理店を選ぶ

ご紹介してきたように、海外旅行保険は保険会社が取り扱っている任意保険と、クレジットカードに付帯されているものとがあります。

保険料を節約するにはクレジットカード付帯の海外旅行保険が良いですが、補償額が小さいというデメリットがあります。

そこでおすすめなのが、クレジットカードに自動付帯されている海外旅行保険に、保険会社で取り扱っている任意保険を上乗せする方法です。この方法であれば、クレジットカードの海外旅行保険を有効に利用しつつ、不足する補償を任意保険でカバーできるうえ、保険料も抑えることが可能となります。

では、保険会社で取り扱っている海外旅行保険の選び方や加入方法を確認しておきましょう。

海外旅行保険(任意保険)の選び方

海外旅行保険は、渡航する国や地域によって保険料が異なることが多いです。というのも、国や地域によってかかる医療費や治安の良し悪しなどが異なるためです。

この点を踏まえて、以下の点を確認しながら海外旅行保険を選ぶと良いでしょう。

  • 滞在日数は補償期間範囲に収まっているか
  • 必要な補償項目をカバーしているか
  • 十分な補償金額に設定してあるか
  • 旅行中に起こり得るリスク(危険を伴うスポーツをする場合など)
  • サポートサービスの内容や対応時間など

これらの項目について、手持ちのクレジットカードに自動付帯されている海外保険の補償項目や補償金額を確認し、不足する項目や補償金額を任意保険でカバーすると良いでしょう。

海外旅行保険(任意保険)の加入方法

海外旅行保険の加入方法は、主に次の3つの方法があります。

  • インターネットから加入
  • 旅行代理店で加入
  • 出発日に空港で加入

最近は、インターネットから加入できる海外旅行保険が増えており、ほかの加入方法と比較して保険料が割安になることが多いです。いつでも申し込み手続きができる点や自宅で補償内容をしっかりと比較できるのもメリットです。

海外旅行保険を旅行代理店で申し込んだ場合、併せて海外旅行保険に加入できることもあります。手間をかけずに一度に済ませられるので便利です。

また、空港にも保険会社の窓口が設置されていれば、出発日当日に空港で加入することもできます。ただし、海外旅行保険は一般的に、自宅を出発したときから自宅に戻るときまでが補償期間となるため、空港で加入すると自宅から空港までの事故は対象外となってしまいます。

まとめ

海外旅行保険が付帯しているクレジットカードはたくさんあります。新しくクレジットカードを発行するという場合は、どれを選べばよいか迷ってしまうかもしれませんが、自分のライフスタイルに合ったクレジットカードであることが第一です。付帯サービスが多くても自分の生活に必要性がなかったり、利用しにくいサービスでは意味がありません。

海外旅行で何か起こってから後悔することのないよう、保険代理店に一度相談してみることをおすすめします。

保険代理店を選ぶ際のポイントは、海外旅行保険やクレジットカードについての知識と経験が豊富なスタッフがそろっているかどうかです。

海外旅行保険は加入すれば安心ではなく、想定外のトラブルが発生したときに迅速に対応してもらえることが重要ですから、お客様をサポートする態勢が整っていないところは避けたほうが賢明です。

同社は海外旅行保険の種類が豊富なだけでなく、専任の事故対応スタッフによる加入後のアフターサービスも充実しているので、海外旅行保険のことなら安心して任せることができます。

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