最近はLCCと呼ばれる格安の航空会社・飛行機の登場や各種ツアーの拡充により、気軽に海外旅行ができるようになりました。
子供連れのご家族なども、長期の休みに海外旅行に行かれることがあるでしょう。
しかし、子供連れとなると普段の海外旅行よりも心配事が増えるという方もいるかと思います。
お子さんの予期せぬケガや病気、また間違えてホテルの備品を壊してしまったなどの場合、どのように対応すればよいのでしょうか。
ここでは、そんな「もしも」の時に備えておくと良い海外旅行保険について解説します。
子供連れの家族だけでなく、高校や大学生など「未成年」だけで旅行をする際の海外旅行保険の選び方、また子供にもおすすめの海外旅行保険などを丁寧に紹介していきます。
状況に合わせて正しい海外旅行保険に加入することで、安心して国外での旅行を楽しめますよ。
海外旅行保険は子供にも必要?
海外旅行保険は、大人や子供など年齢に関わらず、どんな方でも加入したほうが良いです。
海外旅行保険に加入している場合、下記のようなメリットがあります。
- 高額な治療費をカバーできる
- 盗難や損害にも対応してもらえる
- 日本人オペレーターがサポートしてくれる
特に、小さな子供は大人と比べて体調不良になったりケガをしたりする可能性が高いでしょう。
海外での治療費は高額になるケースが多く、アジアやヨーロッパなど地域によって違いはあるものの、日本国内の数倍から十数倍程度の請求を受けることになります。 日本の健康保険でこの金額をカバーすることは難しいですし、国によっては救急車を呼ぶだけで費用が発生することも。
また、このようなトラブルの際、現地の言葉が分からないと上手く説明ができませんよね。子供だけで海外旅行をする場合は特に、日本人スタッフによるサポートは心強い味方になってくれるでしょう。
状況に合わせた保険の選び方
子供でも海外旅行保険があった方が良いですが、必要以上の補償内容を設定する必要はありません。
子供だけであれば、高額な携帯品は持っていかないことが多いかと思いますので、携帯品に対する盗難・紛失の補償額の低い保険プランを選べば、その分保険料の負担も減ります。
また、家族連れで行く場合には「ファミリープラン」というプランを選べば、リーズナブルな保険料で十分な補償を得ることが可能です。
このように、海外旅行保険は旅行の状況や個人のニーズに合わせて適切なものを選ぶことで、十分な補償内容と安い保険料という2つのメリットを得られるでしょう。
ここからは、子供連れの場合や子供だけで海外旅行をする場合に、状況別のおすすめプランをご紹介します。
子供連れの場合はファミリープランがおすすめ
ファミリープランは、自分たちで自由に補償内容を選べるフリープランの1つで、一部の補償内容を家族間で共有することで保険料を抑えられるというシステムです。
人や物に損害を与えた場合の賠償金や、携行品の盗難や損害を受けた場合の補償などが共有できます。ケガや病気など個人にかかる補償については家族それぞれに設定されます。
ファミリープラン(家族旅行特約)の適用条件は、家族全員が同じ日に出発し、同じ日に帰国すること。またファミリープランが適用できる「家族」の範囲についても決まりがあり、以下に該当する人が対象となります。
- 被保険者本人の配偶者
- 被保険者または配偶者と生計を共にする同居の親族
- 被保険者または配偶者と生計を共にする別居の未婚の子ども
ファミリープランは、被保険者を誰にするのかによって「家族」の範囲が変わるので注意。
一緒に海外旅行をする家族の続柄をチェックして、ファミリープランが適用される人を被保険者に選びましょう。
子供だけで海外旅行をする場合はセットプランがお得
高校生や20歳未満の大学生の旅行や留学など、子供だけで外国へ行く場合は補償内容が決まったセットプラン(パッケージプラン)が分かりやすくて便利です。
フリープランで必要な補償を選択することも可能ですが、金額に大きな差はありません。むしろセットプランの方が安くなるという保険会社もあるので、特に理由が無ければあえて複雑なカスタマイズをする必要はないでしょう。
なお、「未成年の子供だけで海外旅行保険に入ることはできるのか?」という疑問があるかと思いますが、契約者を親、被保険者を子供という形にして申し込みをしなければいけません。
未成年の子供が保険に加入する際には、契約者となる親御さんが補償内容や保険料をチェックしてあげると安心です。
クレジットカード付帯がある場合はフリープランで補填
多くのクレジットカードにはあらかじめ海外旅行保険が付帯されています。いわゆる「クレカ付帯」と呼ばれる保険です。
もしお手持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付帯されていた場合、付帯保険を利用することも可能です。
ただし、保険会社が扱う海外旅行保険と比べて補償額は少なめなので、クレジットカード付帯の海外旅行保険だけでは高額な治療費をまかなうことは難しいです。最低限の補償を受けるためには、3枚程度のカードが必要になるでしょう。
さらに、クレジットカード付帯の海外旅行保険には、様々な利用条件や制約が設けられていることがほとんど。クレジットカードで支払いをしたときでないと適用されない、カード所有者本人のみが対象で子供は適用外といった条件は珍しくありません。
クレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合は、利用条件や対象者をしっかりと確認しましょう。
もしクレカ付帯だけでは補償が不十分だと感じたり、子供は対象外になってしまう場合は、海外旅行保険の「フリープラン」で必要な補償をピックアップして、足りないものだけをバラ掛けするのがおすすめです。
大学生など未成年の子供だけで海外旅行に行く場合、なるべく保険の費用を抑えたいためクレカ付帯の海外旅行保険だけで済ませる方も多いです。
しかし、万が一のことを考えると、必要な補償は多少費用がかかってもつけておいた方が安心。
旅行に行く前にクレカ付帯の保険内容をご確認の上、付け足す補償がないか一度ご検討ください。
子供にもおすすめの海外旅行保険3選
最後に、お得なファミリープランなどが用意されている子供連れにもおすすめの海外旅行保険を厳選して3つご紹介します。
新・海外保険【off!】(損保ジャパン)
新・海外保険【off!】は国内大手保険会社の損保ジャパンによる海外旅行保険です。
予算や旅程に合わせてオーダーメイドができるプランがあり、クレジットカード付帯の内容と重複する部分を除くといったカスタマイズが可能。
ある程度海外旅行に慣れていて、必要な補償を自分で選択できる方におすすめです。
当日申し込みや土日祝日も電話受付に対応しているなどサポートも充実しており、リピーターの多い人気の海外旅行保険となっています。
インターネットからの申し込みで50%近い割引が受けられるのも特徴です。
口コミサイトでも常にランキング上位に名前が挙がっており、実績と信頼のある海外旅行保険と言えるでしょう。
補償項目・保険金額例(台湾3日間・個人プランの場合)
下表は”保険料抑えたい”プランの保険金額で、保険料は1,480円です。
補償項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 1,000万 |
治療費用・救援者費用 | 1,000万 |
疾病死亡 | 1,000万 |
賠償責任 | 1億 |
携行品損害 | 30万 |
航空機寄託・手荷物遅延等費用 | 10万 |
海外旅行保険(AIG損害保険会社)
旧AIU、現AIG損害保険会社による海外旅行保険です。
外資系保険会社のため海外旅行保険に強みがあり、提携している病院は55万か所以上と圧倒的。
海外にも多くの支店を展開しているので、事故対応やサポートの早さに定評があるようです。
他社と比較すると保険料は少し高いですが、顧客満足度が90%を超える人気の海外旅行保険となっています。
クレジットカード以外にコンビニ払いやATM払いも可能となっており、当日申し込みができるなど使い勝手の良さもポイント。
短期の旅行だけでなく、子供の留学や夏休みを利用した長期滞在の方などにもおすすめです。
補償項目・保険金額例(台湾3日間・個人プランの場合)
下表はW01の保険金額で、保険料は3,630円です。
補償項目 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡 | 1,000万 |
後遺障害 | 30万~1,000万 |
治療費用・救援者費用 | 2,000万 |
疾病死亡 | 500万 |
賠償責任 | 1億 |
携行品損害 | 20万 |
緊急歯科治療費用 | 10万 |
旅行事故緊急費用 | 5万 |
今回ご紹介した3つの海外旅行保険を比較すると以下のような形になります。
損保ジャパン |
三井住友 海上 |
AIG損害 保険会社 |
|
---|---|---|---|
価格 | ◎ | ○ | △ |
サポート | ○ | ◎ | ◎ |
人気度 | ◎ | ○ | ○ |
総合評価が高いのは多くの口コミサイトでもランキング上位に食い込む「損保ジャパン」の海外旅行保険です。
大手という安心感と確かな実績があり、保険料も安いのが魅力となっています。
ネット申し込み可能な保険代理店「NCI(エヌシーアイ)」
海外旅行保険に加入する場合、最近ではネットから簡単に申し込むことが可能です。
しかし、海外旅行保険に加入したことがなく、どんな補償内容があれば良いのかわからないという方は、ネットから自分で保険プランを選択して申し込むことは難しい場合もあるでしょう。
特に、子供だけで初めて海外に行く場合などは、スタッフから丁寧に説明を受けながら保険プランを検討するのが安心ではないでしょうか。
当社NCI(エヌシーアイ)は、海外旅行保険を扱っており、お電話にて加入や補償内容選びのご相談を受け付けております。
今回ご紹介した3つの海外旅行保険をはじめ、インターネットで手続きが可能な以下の海外旅行保険も取り扱っており、子供連れのご家族・子供だけの旅行にも最適な海外旅行保険をご提案することが可能です。
- キャッシュレスサービスが充実!補償を重視した海外旅行保険(東京海上日動)
- 治療費用・救援者費用が無制限になるプランもある中級者以上向け海外旅行保険(CHUBB保険)
- カップルプランやファミリープランなど充実したプランから選べる海外旅行保険(あいおいニッセイ同和損保)
窓口へ行って手続きするのが面倒という方、なるべくお得に海外旅行保険を利用したいという方は、ぜひ当社NCI(エヌシーアイ)にご相談下さい。
まとめ:海外旅行保険は子供にも必要!適した保険プランを選ぶべし
今回は、子供に対する海外旅行保険の必要性と、子供連れ・子供だけの海外旅行におすすめの海外旅行保険をご紹介してきました。
改めて重要なポイントをまとめると、以下のとおりです。
- 海外旅行保険は子供でも加入しておく必要がある
- 子連れの場合は、ファミリープランを利用するとリーズナブル
- クレジットカード付帯の海外旅行保険は、足りない部分だけをフリープランでカバー
- 子供の海外旅行保険は、口コミやランキングサイトでも評価の高い「損保ジャパン」の保険がおすすめ
ハワイやグアムなど比較的治安の良いリゾート地域などであっても、旅行中はいつどんなトラブルに巻き込まれるか予測できません。
自分たちは大丈夫と思わず、海外旅行保険に加入して「もしも」の場合に備えておくことが大切です。
小さな子供や赤ちゃんでも適用できる海外旅行保険もたくさんありますので、必要に応じてファミリープランを選択するなど、一緒に行く人に合わせた保険選びをするようにしてくださいね。